ごく基本的なこと

ささいなことのメモ

過去ツイートのダウンロード方法

ウェブアプリを使っていると、データをローカルに落として保存・閲覧したいということはよくある。 Twitterの特定ユーザの過去ツイートをダウンロードする方法について調べた。

まずツール。

このツールは自分でAPIキーを取得しなければいけないので、サブアカウントで取得した(メインのAPI回数を消費したくないので)。 APIキーを取得する際には電話番号をアカウントに登録している必要がある。 検索で名寄せされてしまう危険があるので、そういった意味でもメインアカウントに電話番号を登録するのは避けたほうがいい。

Twitterは仕様変更が頻繁にあるので、時間が経つとこれらのツールも使用できなくなるかもしないが、こちらは頻繁にバージョンアップをされているようだ。

借りた本

返却期限は10月6日。 

オースティン哲学論文集 (双書プロブレーマタ)

オースティン哲学論文集 (双書プロブレーマタ)

 
朝永振一郎著作集〈1〉鳥獣戯画

朝永振一郎著作集〈1〉鳥獣戯画

 

 10月3日に返却してきたので、感想など。

朝永振一郎著作集〈1〉鳥獣戯画』は、パラパラと読んだだけ。日記というかエッセイというか、生活の些事を綴った文章が多い。ところどころに朝永振一郎の手描きのスケッチが掲載されているのだが、それが上手いので驚く。ほとんど読んでいないので、また借りて読んでみたい。息抜きに良い感じだ。

 

 『オースティン哲学論文集』は、ジョン・L・オースティンの発表論文が年代順に12篇程載っているのだけれども、借りている最中には最初の3本しか読めなかった。しかも1本目はアリストテレスの、2本目は先験的概念に関する議論を踏まえてのもので、はっきりいってさっぱりわからなかった。ただし、オースティンが丁寧に議論を解いていきながら話をする人だということは分かった。3本目「語の意味」についての論文はそれらと比較すると、この論文単体でも論点が分かるものだと感じた。

特に、意味を問えるのは語ではなく文に対してだけだ、という批判がされるかもしれない、という部分(この引用は不確かなので、後日手を入れる)を読んだときには、そういえば命題論理においても文の意味(真と偽)を与えるのは文に対してで語に対してではなかったな、と思いいたって少しハッとした。

これもまた続きを読みたい本だ。

iPhone5をiOS7からiOS8に更新した際に手間取ったこと

まずアップデートに必要な容量が足りなかったため、音楽と写真を消すことにした。iPhoneの場合は基本的に同期で行わなければいけない(Androidだともっと自由に消せる)。その際にもともとiPhoneと同期していたOS上のiTunesでは無かったせいか、うまく消すことが出来なかった。

具体的には同じマシンのパーティションを区切って、2つのMacOSをインストールし、さらにiTunesに同じAppleIDを使用している状況で、新しくインストールしたほうのOS(以下、OS新)では今まで一度も同期していない。そのOS新のほうのiTunesiPhoneを接続してみたところ「このiTunesライブラリと同期するには、別のiTunesライブラリの内容を消去しなければなりません云々」というようなメッセージが出た。空のiTunesと同期できれば、ファイルを消して容量を空けたいという目的も達成できるだろうとやってみたところ、なぜか写真もファイルも消えず。何度かやり直してもダメだった。そこで、いったんOS古のほうを立ち上げなおし、そちらのiTunesで音楽と写真を同期しない設定にすると、無事にiPhoneから音楽と写真を削除することができた。これが、ハマりポイント1。

iOS8への更新自体はスムーズで、OS古のほうからiOS8への更新を指示し、無事にアップデートすることができた。初期設定でiCloud Driveにするかどうか聞かれたので、こういうのは後で設定できるなら後でだな、不具合があるかもしれないし、と思ったのだが指が滑ってiCloud Driveにしてしまった。ハマりポイントというほどではないが、Yosemiteが出るまでは不便の元になるかもしれない。

さて、この後で一度完全に工場出荷状態(といっても、このiPhone5は最初はiOS6だったので、iOS8の初期状態ということ)にしたほうがスッキリすると思い、復元した。これは完全にうっかりしていたんだけれども、iCloudで連絡先をバックアップしていなかったので、連絡先が消えてしまった。電話帳が消えてしまうのは、もちろん非常に困る。間の悪いことにOS新に完全に移行するつもりでOS古でのiPhoneのバックアップは削除してしまったし、OS新のほうには初めて同期したときのバックアップがあるのだが、iOS8に更新したのがOS古のiTunesであるせいか(わからないが)、OS新のバックアップからの復元もコケた。

それでどうしたかというと、Dr.Foneというソフトがあり、これはiPhoneのバックアップファイルを解析してデータを表示したり復元することができる。有償製品だが、無償体験版でも、データの表示だけはできる。これで解析したところ、無事にバックアップから連絡先のデータを発見することができた。良い機会だと思い、連絡先を入力しなおしついでにもう連絡を取っていない人の連絡先を整理したり、よく連絡を取る人のデータを更新したりした。Windows版もMac版もある。これがハマりポイント2。

その後はキャリアメールの設定や、キャリアの通信料表示アプリ等の設定、GmailDropbox、1password、辞書の類といった必須のアプリケーションをいくつか入れている。せっかくスッキリしたのだし、あまりゴチャゴチャと入れないようにしたいところ。

借りた本

返却期限は10月1日。

廣松渉の著作を読んだことがないので新書からあたってみるか、というのがひとつ。その時に棚で見つけて気になった梅原猛の本がひとつ。哲学の話だけだと疲れるので、より実際的な、具体例の豊富なテーマの社会についての本をひとつ。

「人類哲学」というのはいったいいわゆる哲学とどういうところが違うのか、何を考えるつもりなのか、とても気になる本だ。

最後の本は生き方と書いてあるけれども、どう生きるべきかを説く本ではなく、人がどのように生きているかの実例とともに示すような本ではないか、というのが立ち読みでの印象。

哲学の本は、倫理の話になったとき、どのような行動実践をすべきかという話が出てくるかもしれない。できることが精密な現状確認だけなら、面白くはない。そこから新しい問題や、何かの予測ができるようなものであればよいのだが(精密に現状を確認することによって、自然にそういったことに気づく、というのも素朴に思える)。

 

人類哲学序説 (岩波新書)

人類哲学序説 (岩波新書)

 
新哲学入門 (岩波新書)

新哲学入門 (岩波新書)

 
社会人の生き方 (岩波新書)

社会人の生き方 (岩波新書)

 


返却したので、感想をざっと。

『人類哲学序説』は、まず著者(梅原猛)の言う「文明の危機」が具体的にどういうものなのかがきちんと語られている気がしない。その漠然とした不安に対して、著者が提唱する思想がどのように働くのかもいまひとつよくわからない。西洋哲学を専門として40歳近くまで(著者はこの本を書いた年に米寿なので、おおよそ半世紀前だ)研究してきたということもあり、その頃に学んでいた哲学者についての話は信頼できると思う(半世紀前の水準として)。全5回の講義をもとに本にしたということもあってか、繰り返し出てくる内容や論理的につながりの悪い箇所がある。全体的な説明を類比に頼りすぎという気もする。 

『新哲学入門』は、廣松渉の文体に度肝を抜かれた。漢字の使い方が非常に独特で、見たこともないような熟語を平気で使う。ほとんど造語の域である。「秋」という漢字に「とき」というルビが振ってあったりする。原稿を書いたのが秋だったんだろうか?と思ってしまう。肝心の内容は、分かるところもあるが、読みにくさで字面を終う気になれないところもあった。十数頁で諦め、ちゃんと読んでいない。まとめにあたる部分を読むと、そんなに難しいことを言っているわけではないはずなのだが……。この本をもとに何かを学ぶというよりは、すでに頭にある構造とこの本の言っていることを対応づけながら、ああ、ここはこういう意味かと理解するような本だと感じた。言葉遣いが独特すぎて、廣松渉の言葉と説明をそのまま自分の思考に取り込むことが出来そうにないからだ。

『社会人の生き方』は、社会人という概念について、学生や当の社会人、さまざまな立場の人がどのように社会人というものを捉えているか、また著者自信がどのように社会人というものを考えているか、そしてどのように社会人というものを捉えるべきか、さらには人が社会人であるためにどのような社会環境や教育(シティズンシップ教育)が必要かといったことを具体例に触れながら示す本。返却期限が迫っていて斜め読みの箇所もあったので、もう一度読み返したい本である。

部分分数分解

数列の和、無限級数の極限を求めるときに使うことがある式変形。

はじめて因数分解を習ったとき、展開と違って機械的に処理できない困難さを感じたように、少し苦手意識があった。「通分の逆の変形」と捉えることで、これまでの知識と関連付いた収まりどころを見つけ、腑に落ちた感覚を得た。

下記サイトが参考になった。

そもそも部分分数分解とはどういったものか、何のためにあるのかといった視点を与えてもらえると、理解が捗る。

その意味であまり理解の助けにならなかったのは、KIT(金沢工業大学)の「部分分数に分解する手順」というページ。タイトルに手順と書いてあるとおり、手順は書いてあるのでそこは参考になる。しかし、部分分数分解という手法が、これまで学校教育で習ってきた数学の中にどう位置を占めるのかについての説明はない。